宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 9/24 10:32 更新 太陽でフレア活動が続いています。太陽風はやや低速で、オーロラは穏やかです。 担当 篠原 1日遅れになりましたが、無事に日本へ戻ってきました。 22日19時半(世界時10時半)に発生したX1.4の大規模フレアに関して、 SDO AIA193とSOHO LASCO C3の動画を掲載します。 太陽の東端で激しい爆発が起き、 その後、ポストフレアループの美しい輝きが続いています。 SOHO LASCO C3では、CMEの噴出直後の写真も公開されています。 これを見ると、CMEのガスは左側に最も濃く噴き出していますが、 太陽の右半分にも淡く広がる様子が見えます。 これは、SDO AIA193の動画にも見えていて、 この様子だと、地球へもある程度の太陽風の乱れがやって来るのかもしれません。 やって来るとすると、今日から明日にかけてでしょう。 今後のACEのデータに注目してください。 太陽のフレア活動は、その後も活発に続いています。 東端の1302黒点群と、西端の1295黒点群の双方で、 M1〜2クラスの中規模フレアを含むたくさんのフレアが発生しています。 1302黒点群は、黒点の広がりも大きく、次第に太陽の中心に近づくことから、 今後の活動に対して注意が必要でしょう。 また、X1.4のフレアによって、太陽放射線もゆっくりと増加しています。 ちょうど警戒レベルの10に達したところです。 太陽風は、380km/秒とやや低速の状態が続いています。 磁場強度も4nTとやや弱く、穏やかです。 弱いコロナホールの影響が見られるかもしれないと書きましたが、 今のところこれに関係する変化は見えていません。 オーロラの活動もたいへん静かで、AE指数は全く変化していません。 今後は、CMEによる乱れがやってくるかどうか、 また、淡いコロナホールの影響が見られるかどうかという点に注目してください。 SDO AIA193によるX1.4フレア発生の様子。 (c) SDO (NASA) SOHO LASCO C3カメラによる、CMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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