宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (06:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/24 --- ---
8/23 --- ---
8/22 08:09 C1.2
03:05 C1.5

黒点  8/23 (NOAA)
磁場 フレア
1271 28 βγ C1
1272 11 β C2
1274 2 β ---
1275 1 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:36 508 +5.7
-2 h 501 +3.5
-4 h 503 +1.9
-6 h 470 +3.4
-8 h 466 -0.2
-10 h 450 +1.5
-12 h 384 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -12 0/ 11
-2 h -13 2/ 9
-4 h -12 3/ 11
-6 h -14 0/ 5
-8 h -11 4/ 8
-10 h -12 6/ 9
-12 h -13 -1/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/24 0.3 2x10^2
8/23 0.5 6x10^2
8/22 0.3 6x10^2
8/21 0.5 9x10^2
8/20 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 8/19 08:30 太陽風は穏やかで、オーロラ活動も静かです。太陽のフレア活動は下がっています。
2011/ 8/20 09:30 太陽風、磁気圏ともに穏やかです。明日以降、太陽風の速度が上がるかもしれません。
2011/ 8/21 11:55 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これから、速度がやや高まる可能性があります。
2011/ 8/22 10:45 コロナホールの影響は弱く、太陽風の速度は400km/秒に上がった程度です。
2011/ 8/23 11:10 太陽風と磁気圏は穏やかです。これから太陽風の速度がやや高まるかもしれません。
最新のニュース

2011/ 8/24 06:47 更新
500km/秒の高速太陽風が始まりました。小規模のオーロラ活動が発生しています。

担当 篠原

昨夜、23日19時(世界時23日10時)頃から太陽風の速度は上昇を始め、
24日1時(世界時23日16時)頃に500km/秒の高速風になりました。
コロナホールの影響がやって来た様です。

磁場強度は、現在も7nTほどに強まっています.
磁場の南北成分は、北寄りに変化していますが、
時々南に振れて小規模のオーロラ活動を起こしています。
AE指数のグラフは現在も太くなっていて、変化が読みにくいですが、
500nT程度の小規模の変化が2回ほど発生しています。

コロナホールの規模から考えると、
高速太陽風は今日一杯程度続き、明日には下がっているのではないかと思います。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
次のコロナホールが太陽の中心線にほぼ達しています。
すると、3日後の27日くらいに、再び太陽風の速度が上昇するでしょう。

このコロナホールは、27日前の前周期にも高速風をもたらしました。
27日周期の図の7月31日の変化です。
この時は700km/秒に達するかなり速い太陽風になりました。
この頃と比べると、コロナホールの規模はやや弱まっているようです。
最高速度は前回よりも下がるかもしれません。


太陽は1271黒点群は大きな姿を保っていますが、活動度は更に下がり、
X線のグラフに目立ったフレア活動はなく、穏やかになっています。



今日から土曜日まで神奈川県の大磯に出かけます。
ニュースの更新が不規則になるかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。