宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/22 10:45 更新 コロナホールの影響は弱く、太陽風の速度は400km/秒に上がった程度です。 担当 篠原 カナダ、イエローナイフの大塚氏より、 19日2時(世界時)頃に発生したオーロラのたいへん美しい写真をいただきました。 この時刻のACEを見ると、太陽風は平均的な速さで、磁場が一時的に南に振れています。 この変化と関係して発生したオーロラかもしれません。 いよいよ北半球のオーロラの季節が始まった様です。 太陽風の速度は、昨日の午後より400km/秒に上がりましたが、 それ以上の変化はなく、コロナホールの影響は弱かった様です。 磁場もほとんど北寄りに推移していたため、オーロラ活動は特に高まらず、 AE指数は静かなままです。 ひとつめのコロナホールの影響は今日までで終わりでしょう。 明日からは太陽の中心付近を通りすぎたコロナホールの影響が考えられます。 こちらのコロナホールは、ほぼ赤道にあったため、 太陽風の速度もある程度高まりそうです。 一方、コロナホールの規模は小さいので、影響は2日程度ではないでしょうか。 太陽では、昨夜から1272黒点群の活動度がやや高まり、 C1.5、C1.2の小規模フレア、及びBクラスの小さなフレアが何度も発生しています。 黒点の広がりも増えているようです。 まだ小さな活動ばかりですが、今後の変化には注目してください。 イエローナイフの大塚氏の撮影による、世界時8月19日2時頃のオーロラ。 (c) YOSHI OTSUKA イエローナイフの大塚氏の撮影による、世界時8月19日2時頃のオーロラ。 (c) YOSHI OTSUKA イエローナイフの大塚氏の撮影による、世界時8月19日2時頃のオーロラ。 (c) YOSHI OTSUKA SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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