宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/17 14:01 更新 昨日、太陽風が一時的に高速になりました。現在は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日の昼、16日12時(世界時16日3時)から、太陽風の速度は再び上昇を始め、 16日16時(世界時16日7時)には、650km/秒とかなり高い速度まで上がりました。 しかし、そこからすぐに低下が始まって、 4時間ほどで450km/秒とやや高速の風程度に戻ってしまいました。 それから、半日経過した現在まで安定した状態が続き、 現在は430km/秒と平均的な速度です。 27日周期の図を見ると、短時間の速度変化だったことが良く分かります。 コロナホールの分布によって、この様な変化になったのでしょう。 これでコロナホールの影響は通り抜け、しばらく穏やかな太陽風が続きます。 SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、南半球にコロナホールがあります。 少し緯度が高めですが、4日後くらいに地球に影響が及ぶ可能性があります。 磁気圏のオーロラ活動は静穏です。 次の高速風まで、このまま静かな状態が続くでしょう。 太陽は、東端から南半球側の黒点群も姿を現しました(1272黒点群)。 黒点の規模は比較的小さいようです。 この1272黒点群は、先ほど、17日11時(世界時17日2時)に C2の小規模フレアを起こしました。 北半球側の1271黒点群とともに、今後の活動に注目してください。 今日は学校内のネットワークが不安定で、 記事を書いた後、アップロードできるまでに1時間ほどかかってしまいました。 申し訳ありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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