宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:01)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/17 13:16 C2.3
10:43 C1.8
8/16 08:56 C1.3
8/15 20:04 C3.4
13:39 C1.4

黒点  8/17 (NOAA)
磁場 フレア
1271 4 β C1
1272 2 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 424 -1.5
-2 h 436 +0.4
-4 h 438 -2.0
-6 h 441 -0.2
-8 h 438 -1.4
-10 h 435 +0.1
-12 h 429 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -22 -35/ 15
-2 h -22 -34/ 14
-4 h -23 -17/ 18
-6 h -22 -6/ 3
-8 h -23 -5/ 4
-10 h -22 -8/ 3
-12 h -23 -10/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/17 0.3 7x10^2
8/16 0.3 7x10^2
8/15 0.3 1x10^3
8/14 0.4 5x10^3
8/13 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 8/12 09:53 太陽風の速度は下がり、平均的な状態です。太陽の活動も穏やかです。
2011/ 8/13 12:39 太陽風は低速風になっています。コロナホールが太陽の中央部に見えています。
2011/ 8/14 08:02 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。今夜か明日くらいから高速太陽風が始まるでしょう。
2011/ 8/15 12:23 太陽風速度は550km/秒に上がり、高速風が始まっています。速度は更に上がるかもしれません。
2011/ 8/16 08:45 太陽風速度は420km/秒に下がり、高速太陽風は早くも終わってしまいました。
最新のニュース

2011/ 8/17 14:01 更新
昨日、太陽風が一時的に高速になりました。現在は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日の昼、16日12時(世界時16日3時)から、太陽風の速度は再び上昇を始め、
16日16時(世界時16日7時)には、650km/秒とかなり高い速度まで上がりました。
しかし、そこからすぐに低下が始まって、
4時間ほどで450km/秒とやや高速の風程度に戻ってしまいました。

それから、半日経過した現在まで安定した状態が続き、
現在は430km/秒と平均的な速度です。

27日周期の図を見ると、短時間の速度変化だったことが良く分かります。
コロナホールの分布によって、この様な変化になったのでしょう。


これでコロナホールの影響は通り抜け、しばらく穏やかな太陽風が続きます。
SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、南半球にコロナホールがあります。
少し緯度が高めですが、4日後くらいに地球に影響が及ぶ可能性があります。


磁気圏のオーロラ活動は静穏です。
次の高速風まで、このまま静かな状態が続くでしょう。


太陽は、東端から南半球側の黒点群も姿を現しました(1272黒点群)。
黒点の規模は比較的小さいようです。

この1272黒点群は、先ほど、17日11時(世界時17日2時)に
C2の小規模フレアを起こしました。
北半球側の1271黒点群とともに、今後の活動に注目してください。



今日は学校内のネットワークが不安定で、
記事を書いた後、アップロードできるまでに1時間ほどかかってしまいました。
申し訳ありません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。