宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/16 08:45 更新 太陽風速度は420km/秒に下がり、高速太陽風は早くも終わってしまいました。 担当 篠原 SOHO衛星LASCOカメラの画面を右から左へ進んでいた金星が、 太陽のほぼ真上に来ています。 金星は太陽の向こう側の軌道を通過しているところです。 掲載した写真の様子から、明日には太陽の左側に進んでいそうです。 高速太陽風は早くも終わりを迎えてしまいました。 昨日の昼、15日13時(世界時15日4時)頃までは500km/秒台を保っていましたが、 そこから速度の低下が始まって、 15日21時(世界時15日12時)には450km/秒へ下がり、 今朝の段階では420km/秒と平均的な速度にまで戻ってしまいました。 27日周期の図を見て下さい。 今回、高速の太陽風は1日程度しか続かず、 前周期と比べると、高速風領域は大きくしぼんでしまいました。 磁気圏のオーロラ活動は、500nTを超える活動も発生していますが、 全体的にはそれほど活発ではありません。 太陽風速度が下がってしまったので、今後は穏やかになるでしょう。 コロナホールの様子から、高速風はもうしばらく続きそうだったのですが、 太陽風はこのまま落ち着いてしまうのでしょうか。 再度上がることもなさそうですが、しばらく注目してください。 太陽は、東端の北側から黒点が姿を現しました。 1271黒点群です。 ここでC1.4の小規模フレアが発生しています。 また、東端の南側でこれより大きいC3.4の小規模フレアが発生しています。 こちらからはどのような黒点群が顔を出すでしょうか。 太陽のすぐ上を金星が通過しています。SOHO LASCO C3より。 (c) SOHO (ESA & NASA) 太陽のすぐ上を金星が通過しています。SOHO LASCO C2より。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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