宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/15 12:23 更新 太陽風速度は550km/秒に上がり、高速風が始まっています。速度は更に上がるかもしれません。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTまで強まりました。 それとともに速度が上昇を始め、 ゆっくりと1日かけて現在550km/秒まで上がり、 太陽風は高速状態になっています。 太陽風の磁場強度は、現在まで5〜10nTの間で変動しています。 強まった状態はまだ続いているのか、落ち着いたのか、 現在の様子は微妙なところです。 27日周期の図を見ると、昨日書いたように、 セクターの切り替わり以降に、太陽風は高速風へ移行しています。 前周期は、2日ほどかけて速度が上昇し、最高700km/秒にまで達しました。 今回も速度は引き続き高まっていく可能性があります。 この後も太陽風の変化に注目してください。 一方、磁気圏のオーロラ活動は、速度の上昇とともに、変化が強まっています。 AE指数は、図の後半から500〜900nTの中規模の変動が活発に発生しています。 太陽風速度の変化によりますが、明日、明後日まで活動が強まる可能性があります。 太陽は今日も黒点は見られません。 しかし、東端の向こう側に活動的な領域が南北それぞれにあります。 GOES衛星のX線グラフの強度が次第に上がっているのは、 これらの領域の影響だと思われます。 その北側の活動領域付近のプロミネンスの変動を、 SDO衛星AIA304の拡大写真でご覧ください。 これから、どのような領域が上がってくるのでしょうか。 SDO AIA304による、太陽の北東端のプロミネンスの様子。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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