宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/14 08:02 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。今夜か明日くらいから高速太陽風が始まるでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜、310km/秒まで下がりました。 そこから少し戻して、現在は350km/秒となっています。 低速の太陽風という状況に変わりはありません。 また、太陽風の磁場の大まかな方向が、 「太陽から地球方向」から「地球から太陽方向」に切り替わった様です。 今後、コロナホールによる高速の太陽風が始まると予想していますが、 27日周期の図で前周期の様子を見ると、 この磁場の方向の切り替わり(セクターの切り替わり)が、 高速風開始(7月19日)の前日(7月18日)に発生しています。 すると、今回も1日前にこの変化が到来したと考えると、 今夜か明日くらいから速度の上昇が始まりそうです。 その前に磁場強度の強まりがやって来ると思われます。 その時に、南北成分が大きく南を向くと、オーロラ活動が活発化します。 この変化にも注意して下さい。 現在の太陽風の磁場強度を見ると、6nTにやや強まっています。 これが高速風の始まりにつながる変化なのかどうかはまだ分かりません。 現在の磁気圏は静穏です。 AE指数はほとんど変化していません。 太陽のフレア活動も穏やかです。 掲載の写真では、太陽面に黒点は見えなくなっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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