宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:53)
昨日、C6.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/11 --- ---
8/10 23:53 C1.5
19:19 C6.1
18:26 C2.5
08:33 C3.9
03:03 C2.1
00:43 C2.4
8/ 9 22:29 C2.3
16:48 X7.0
12:18 M2.6
07:45 C5.3
07:00 C7.7
03:00 M3.5
01:11 C2.2

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
1263 8 βγδ X7
1266 13 β ---
1267 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:42 490 +0.2
-2 h 503 -0.1
-4 h 532 +0.0
-6 h 534 -0.5
-8 h 542 -0.5
-10 h 544 +0.9
-12 h 558 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -14 -14/ 5
-2 h -14 -17/ 4
-4 h -14 -15/ 3
-6 h -14 -15/ 3
-8 h -13 -15/ 3
-10 h -15 -16/ 8
-12 h -17 -23/ 17

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^3
8/11 1.1 7x10^3
8/10 16.4 7x10^3
8/ 9 26.9 6x10^3
8/ 8 0.7 4x10^3
8/ 7 2.7 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 8/ 7 10:12 600km/秒の高速風が続いています。磁気圏の活動は穏やかになっています。
2011/ 8/ 8 08:59 CMEによる高速の太陽風は終わりつつあります。太陽ではCクラスの小さなフレアが続いています。
2011/ 8/ 9 09:32 1263黒点群がM3.5の中規模フレアを起こしました。また、太陽風は600km/秒の高速風です。
2011/ 8/ 9 18:12 X7.0の大規模フレアが発生しました(速報)
2011/ 8/10 09:32 昨日の夕方にX6.9の大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/ 8/11 07:53 更新
1263黒点群は西に没し、太陽は黒点がほとんど見えなくなっています。高速太陽風は終わりつつあります。

担当 篠原

1263黒点群は、昨日もC2、C6などの小規模フレアを起こしましたが、
現在は西の端に没してしまい、地球からは見えなくなりました。
今後の活動は、STEREO Aheadで見ることができます。

現在の太陽面には、非常に小さい黒点が3〜4ヶ所で見えるだけで、
久しぶりに寂しい太陽になっています。
フレア活動はしばらく静かになりそうです。


太陽風は、昨日いっぱいは550km/秒の高速風が続きましたが、
昨夜からゆっくりと下がり始め、
今朝の段階で490km/秒と500km/秒台を割っています。

この後も低下は続いて、これから4日程穏やかに推移しそうです。

AE指数は、300〜600nTの弱い変化が発生しています。
太陽風の磁場が弱い南向きになっている影響でしょう。
太陽風の速度が下がりつつあるため、今後の磁気圏活動は静かになります。


SDO衛星AIA193では、太陽の東側のコロナホールが
濃くしっかりと見えるようになりました。
先頭(右端)は、今日、明日で太陽の中央線を越えそうです。
従って、その3日後の15日くらいから地球には高速の太陽風がやって来るでしょう。
前周期の高速風は、最高速度は700km/秒に達し、5〜6日ほど続きました。


放射線帯の高エネルギー電子は、警戒ラインの10000に近く、
やや高い状態が続いています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。