宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 7/31 09:21 更新 太陽風が550km/秒の高速風になりました。昨日のM9フレアによるCMEはありません。 担当 篠原 昨日、1261黒点群で発生したM9.3の大きな中規模フレアの様子を、 SDO衛星のAIA193カメラの写真で紹介します。 GOES衛星のX線グラフを見ると、短時間型のフレアだったようです。 SOHOやSTEREOのコロナグラフでは、 特に目立ったCME(太陽ガスの放出現象)は見られず、 今後、太陽風の乱れによる地球への影響はないでしょう。 しかも、このM9フレアの後、X線のグラフは急に静かになってしまって、 目立ったフレアはC1.3の小さなフレアがひとつだけ。 発生したのも1260黒点群の右側に現われた小さな黒点(1265黒点群)です。 1260、1261、1263の3つの黒点群は、現在も大きな姿を保っています。 一休みして再び活動を始めるのか、このまま落ち着いてしまうのか、 今後も注目してください。 太陽風は、いよいよ高速状態に入りました。 昨日の午後から太陽風の磁場強度が強まり始め、 10nTから今日の朝には15nT近くまで強まりました。 これに対して、速度の変化は遅く、ゆっくりと450km/秒に上がった程度でしたが、 今朝になって、急に550km/秒の高速風に変わりました。 一方、磁場強度の方は、5nTに一気に下がっています。 磁場強度が強まったところで、南北成分が-10nT近い大きな南向きになり、 その影響でAE指数1000nTに達する大きな変動が発生しています。 現在は、速度は高まりましたが、 南向き磁場は終わり、南北成分は0nT付近です。 磁場強度も弱まったことから、これから大きく南を向くことはなさそうです。 今後は小中規模のオーロラ活動が発生する程度でしょう。 また、高速風は、今日から明日くらいまで、1〜2日程度ではないかと思います。 SDO AIA 193による、1261黒点群で発生したM9.3フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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