宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/26 11:44 更新 太陽風は550km/秒を超える高速風になりました。オーロラ活動はやや強まった程度です。 担当 篠原 昭和基地の全天カメラで、とてもきれいな夕焼けが撮影されていました。 宇宙天気とは全く関係ありませんが、印象的でしたので動画をご覧ください。 南極の夕暮れです。 昨日上がり始めた太陽風の速度は、 550〜600km/秒まで上昇し、立派な高速風になりました。 思ったより、大きな変動になりました。 一方、磁場は相変わらず北寄りで、 磁気圏では、AE指数で500nTの中規模変動が時々発生した程度です。 現在の太陽風は、磁場強度が5nTへ下がっていて、 高速風の領域はピークを迎えているようです。 SDO AIA193では、影響を及ぼしていたと考えられるコロナホールも、 太陽の西側へだいぶ回っています。 これから、ゆっくりと速度が下がって行くのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今回の太陽風の変動を受けて、1000程度まで減少しています。 今後の変化に注目する必要がありますが、 再び大きく増加することはなさそうに思います。 太陽は、北東(左上)に現れた1260黒点群がやや成長し、 Bクラスの小規模フレアを起こしています。 更に発達し、活動を強める様だと、注意が必要になるでしょう。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された夕焼け。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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