宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:57)
今日、C3.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/27 10:37 C3.0
07:14 C3.8
7/26 --- ---
7/25 --- ---

黒点  7/27 (NOAA)
磁場 フレア
1260 8 β C4
1261 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 471 +0.7
-2 h 468 -1.5
-4 h 455 +1.0
-6 h 482 -0.9
-8 h 470 +0.1
-10 h 483 +0.5
-12 h 495 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
7/27 0.6 2x10^3
7/26 0.3 2x10^3
7/25 0.5 1x10^4
7/24 0.4 1x10^4
7/23 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/22 10:03 660km/秒に少し下がりましたが、高速太陽風は続いています。オーロラの活動は弱まっています。
2011/ 7/23 10:56 高速太陽風は600km/秒を割りました。高速風は後半に入っています。
2011/ 7/24 12:32 高速太陽風は終わりつつあります。太陽も穏やかです。
2011/ 7/25 11:59 太陽風の速度は400km/秒台前半に下がり、高速風は終わりました。
2011/ 7/26 11:44 太陽風は550km/秒を超える高速風になりました。オーロラ活動はやや強まった程度です。
最新のニュース

2011/ 7/27 13:57 更新
新しく現れた黒点群で小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりつつあります。

担当 篠原

太陽の東から現れた1260黒点群で、今朝、C3の小規模フレアが2回発生しました。
1260群は、黒点としても昨日より発達しているようです。

また、その東の端に1261黒点群が顔を出しています。
こちらも比較的活動的な黒点群の様です。
これからしばらく、この2つの黒点群の動向に注目する必要がありそうです。


太陽風は、速度がゆっくりと下がって、470km/秒になっています。
まだ、やや高速の状態ですが、引き続き平均的な速度へ下がって行くでしょう。

磁気圏のオーロラ活動は静かです。
AE指数はほとんど変化していません。


SDO AIA193を見ると、北半球高緯度側のコロナホールが、
太陽の中心線を越えています。
緯度が高めなので、どの程度地球へ影響が及ぶのか分かりにくいですが、
28日の後半か29日ころから、太陽風に再び乱れが発生するかもしれません。

ただし、前周期の太陽風の乱れは小さかったのです、
今回も同様の可能性はあります。


放射線帯高エネルギー電子は、昨日とほとんど変わらず、
数千のレベルで止まっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。