宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 7/30 12:18 更新 M9.3の大きな中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 30日11時(世界時30日2時)、M9.3とXクラス寸前の かなり大きなMクラス中規模フレアが発生しました。 発生したのは、3つ並んでいる黒点群の真ん中、1261黒点群です。 発生から時間があまり経っていないので、情報が少ないのですが、 GOESのX線カメラの写真で、1261群の増光を確認することができます。 しかし、残念なことに、X線の強度が最大に達していた02:10UT頃の写真が欠けていて、 その前後の様子しか見ることができません。 また、X線のグラフはピークから下がっている途中です。 今後の影響を考えるとCME発生の状況も気になりますが、 こちらは半日ほど経たないと詳しく分かりません。 太陽の真ん中からは少し外れていますが、 CMEの規模がある程度の大きさあれば、地球へも影響が及びそうです。 明日のニュースでお知らせできるでしょう。 左右の1160群、1163群も大きな姿を保っています。 これら3つの黒点群は、引き続き注意が必要でしょう。 昨日、300km/秒とかなり遅い速さだった太陽風は、 昨夜350km/秒へ一段上がり、 今朝からは400km/秒と平均的な速度に戻りかけています。 コロナホールの影響が考えられますが、 速度の上がりはここまでなのか、この後に更に上昇するのか、 変化に注目してるところです。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは全体が西半球側に回り、 影響の及ぶタイミングに来ています。 現在の磁気圏は静穏です。 太陽風磁場の南向きの変化に対応して、 オーロラ活動の変化がひとつAE指数に観測されている程度です。 GOES-15のX線カメラによるM9.3のフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |