宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:26)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/28 07:58 C1.7
06:35 C2.6
06:00 C2.4
00:47 M1.2
7/27 21:47 C2.0
20:18 C3.6
18:56 C3.0
15:31 C3.1
10:37 C3.0
07:14 C3.8
7/26 --- ---

黒点  7/27 (NOAA)
磁場 フレア
1260 8 β M1
1261 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:14 330 -2.4
-2 h 332 +0.7
-4 h 340 -1.2
-6 h 353 +0.9
-8 h 390 +1.0
-10 h 409 +1.1
-12 h 422 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -13 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
7/28 0.3 2x10^3
7/27 0.6 2x10^3
7/26 0.3 2x10^3
7/25 0.5 1x10^4
7/24 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/23 10:56 高速太陽風は600km/秒を割りました。高速風は後半に入っています。
2011/ 7/24 12:32 高速太陽風は終わりつつあります。太陽も穏やかです。
2011/ 7/25 11:59 太陽風の速度は400km/秒台前半に下がり、高速風は終わりました。
2011/ 7/26 11:44 太陽風は550km/秒を超える高速風になりました。オーロラ活動はやや強まった程度です。
2011/ 7/27 13:57 新しく現れた黒点群で小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりつつあります。
最新のニュース

2011/ 7/28 09:26 更新
M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風に変わっています。

担当 篠原

昨夜、28日1時(世界時27日16時)、太陽の東側に見える1260黒点群で、
M1.1の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアは6月14日以来で、1カ月半ぶりの発生です。

1260黒点群は、この前後にも多数のCクラスフレアを起こしています。
そして、黒点の分布も昨日よりさらに拡大しています。
今後も中規模フレアなどを起こす可能性があり、活動に注意が必要です。

また、1260群の左側には、1261黒点群があり、
更に東端近くには新しい黒点群が見えています(1263黒点群となりそうです)。
これらの黒点群の活動にも、今後注意が必要になりそうです。
(SDO衛星による可視光の拡大写真を掲載します)


太陽風は、速度が330km/秒まで一気に下がり、低速風に変わっています。
磁場強度も3nTと弱まっています。

磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。


SDO AIA193の太陽コロナでは、北半球の濃いコロナホールが、
西側へだいぶ移動しています。
この影響が、29日か30日にやって来る可能性があります。
緯度が高めなので、どの程度の影響がやって来るか予想が難しいですし、
31日くらいまで遅れるかもしれません。

このコロナホールは、前周期も見えていたのですが、
この時は、太陽風の速度が400km/秒台に上がった程度でした。
一方、今回は、STEREO Behindで600km/秒に達する高速風を観測しています。
STEREO Behindの変化がそのまま地球に来るわけでもないので、
この観測から単純に予想することはできませんが、今後の変化が楽しみです。



GOES-15のX線カメラによるM1.1フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、1260、1261黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。