宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 7/23 10:56 更新 高速太陽風は600km/秒を割りました。高速風は後半に入っています。 担当 篠原 700km/秒台にまで達した今回の高速太陽風も、後半に入っています。 磁場強度が3nTに弱まり、速度も600km/秒台を割ろうとしているところです。 まだ2日程度は500km/秒台の高速風が続きそうですが、 地球の磁気圏への影響は次第に弱まって行きます。 加えて、現在の太陽風磁場は南北成分がほとんど0nT付近にあり、 AE指数によるオーロラ活動のグラフは、既にかなり静かです。 今日の図では、前半までは500nT前後の変化がありますが、 後半は300nT以下の変化しか見られません。 この後も、速度が下がるにつれて、一層静かになって行きそうです。 SDO AIA193では、太陽の中心付近はぼんやりと光って、コロナホールはなく、 高速風の後は、しばらく穏やかな日が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも増えていますが、 10,000の線には達しませんでした。 高速風が続いているので、今後の変化を見る必要はありますが、 これから大きく増加することはないでしょう。 太陽のX線のグラフは目立った変化はなく、フレア活動は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |