宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/24 12:32 更新 高速太陽風は終わりつつあります。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒に下がっています。 昨夜から今朝にかけての下がり方が思ったより速く、 550km/秒付近で留まることなく、一気に500km/秒まで落ちています。 7月18日に始まった今回の高速太陽風は、そろそろ終わりを迎えそうです。 磁気圏のオーロラ活動も、 速度の下がってきた後半は、かなり静かになっています(AE指数)。 この後、太陽風の速度は更に下がって、 明後日くらいには300km/秒台の低速風に変わっている可能性があります。 その後、SDO AIA193の北東(左上)の高緯度側に見えているコロナホールの影響が、 7月28日頃にやって来そうです。 ただし、コロナホールの緯度が高いため影響は限定的で、 速度が短い期間やや高めになる程度でしょう。 それでも、磁場の振れ具合によって、 前周期の7月1日の様に、強いオーロラ活動をもたらす可能性はあります。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000の線に達しました。 今後、更に上昇することはなさそうですが、 しばらく高めの状態が続くと思われます。 太陽のフレア活動は、目立った変化もなく静かです。 黒点も、どれも小さくなってしまって、目立つものは見当たりません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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