宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/21 11:42 更新 太陽風の速度は700km/秒に上がりました。昭和基地の美しいオーロラをどうぞ。 担当 篠原 太陽風の速度は更に上がって、700km/秒に達しています。 かなり高い速度の太陽風になりました。 一方、太陽風磁場の強度は5nTを割るくらいに下がっていて、 高速風は、最高速度の部分に達した様です。 速度が上がった影響でしょうか、 AE指数の変化も800〜1000nTとやや強まっています。 その中、南極の昭和基地で撮影されたオーロラの様子を紹介します。 10秒間隔の写真のおかげで、オーロラの動きがだいぶ細かく見えています。 途中、写真が白く飛んでしまうほどの強い輝きも見えています。 AE指数の図の後半の、1000nTに達している頃のオーロラです。 SDO AIA193では、コロナホールは西半球の端の方へ遠ざかりつつあります。 前周期の様子から、今日、明日はこのまま600km/秒以上の高い速度が続くかもしれません。 オーロラの活動も期待できます。 また、27日周期の図から、高速風は23〜24日頃に終わりそうでしたが、 今回は速度のピークが後ろにずれたことで、高速風の終わりも遅れるのでしょうか。 高速風の後半ではこの辺りも注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し上昇しています。 更に高まる可能性があるので、明日以降の変化に注意してください。 太陽は、Bクラスの小さな変化が発生している程度で、 全体としては穏やかです。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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