宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/20 13:23 更新 600km/秒台の高速太陽風が始まりました。オーロラの活動も強まっています。 担当 篠原 いよいよ高速太陽風の本番がやって来ました。 昨日の午後から、太陽風の速度は更に上昇し、 日本時間で20日に入った頃に、600km/秒に達しました。 27日周期の図を見ると、前周期とほぼ同じタイミングの変化です。 その後、半日ほど経って、現在も太陽風の速度は600km/秒付近を保っています。 SDO AIA193を見ると、コロナホールは西半球側に回り込み、 地球へ影響が現れる目安の位置に見えています。 高速風は、このまま3〜4日程度続くと思われます。 27日周期の図の前周期の変化とも比較してみてください。 太陽風速度の上昇を受けて、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。 AE指数のグラフは、後半に入って500〜800nTの中規模の変動が続くようになりました。 しかし、活発にはなったものの特に激しくならないのは、 太陽風磁場の南北成分が、依然 0nT付近で小さく振れているためでしょう。 太陽風磁場の強度は、5nT付近に下がってきています。 今後も南北成分の傾向に変化がなければ、 今回のオーロラ活動はやや地味に進行しそうです。 太陽の活動は、低い状態が続いています。 今日もX線のグラフは、Bクラスの小さな変動が見られる程度です。 見えている黒点の数も減ってきています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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