宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 7/19 11:00 更新 コロナホールの影響が及び始めています。太陽風の速度は450km/秒に上がりました。 担当 篠原 SDO衛星の高解像度写真より、 太陽の北西に現われた1257黒点群の発達の様子を見てみましょう。 17日から18日にかけての動画です(ファイルサイズが大きいです)。 小さな姿で現われた黒点が、ぐんぐん大きくなって行く様子をご覧ください。 半暗部(黒点周囲の薄暗い部分)が広がって行く様子や、 黒点が反時計方向に回って行く様子も見えます。 昨日のニュースの直後、18日12時(世界時18日3時)頃から、 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は上昇を始め、 2時間後には450km/秒とやや高めの速度になりました。 コロナホールの影響が及び始めた様です。 その後ほぼ一日が経過して、現在も430〜450km/秒と安定した速度を保っています。 一方、磁場強度(白線)も8〜9nTに強まっています。 この後の、大きな速度上昇へつながる変化でしょうか。 SDO衛星のAIA193では、 南半球の大きなコロナホール(写真で暗く穴のように見えている領域)が、 地球への影響開始位置に近づいています。 今後、600km/秒程度に達する高速太陽風が到来すると思われます。 引き続きACEのデータに注目してください。 磁気圏のオーロラ活動は小規模です。 速度は、数値としてはそれほど高まっていませんし、 磁場も強まっていますが、南北成分(赤線)は0nT付近を変化しているだけです。 今後、太陽風の速度が更に高まれば、磁気圏への影響度は大きくなります。 しかし、実際にオーロラ活動につながるには、 磁場が南向きに(赤線がマイナス方向に)振れることが必要です。 ACEのデータでは、この点にも注目してください。 太陽は、黒点はあちこちに現われていますが、フレア活動は低調です。 昨日は、南半球の中央部の1254黒点群で、 C1.0の小規模フレアが発生した程度です。 17〜18日にかけて見られた、1257黒点群の発達の様子。SDO衛星より。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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