宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/18 11:39 更新 太陽風は370km/秒と低速です。コロナホールの影響が近づいています。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラの右端に、金星が姿を現しました。 これからゆっくりと、太陽の向こう側を通りすぎて行きます。 時々、LASCO C3をのぞいてみて下さい。 また、写真の上の方に見える明るい星は、ふたご座の弟、ポルックスです。 夏の今、冬の星座たちが太陽の向こう側を通りすぎているところです。 太陽風は、低速の状態が続いています。 ACEのグラフでは、速度は上がった様に見えますが、 昨日の360km/秒から、370〜380km/秒へ上がっただけで、 ほとんど変化はありません。 磁場強度も5nTと落ち着いています。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193によると、現在注目しているコロナホールは、 太陽の中心線を通り過ぎるところです。 すると、これから4日後の、22日頃が高速風の終わりの目安になりそうです。 この後、明日になるか明後日になるか、まだ予想できませんが、 高速風の到来が近づいています。 ACEの磁場強度の強まりが、その始まりを示すことになるでしょう。 太陽は、黒点群がたくさんあって、にぎやかです。 今日は、GOESのX線カメラの写真も掲載しましょう。 黒点群の領域は、この写真では明るく光っています。 (1枚下の、可視光写真と比較して下さい) これらの活動領域のあちこちで、 小さな変動はいくつも発生しているのですが、 Bクラスの小さなものばかりです。 SOHO LASCO C3の右端に金星が見えてきました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES-15衛星のX線カメラによる太陽の写真. (c) NOAA/SWPC SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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