宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 7/15 09:51 更新 高速太陽風が終わり、穏やかな太陽風に変わりつつあります。 担当 篠原 太陽風の速度は、470km/秒に下がっています。 やや高速というレベルです。 磁場強度はやや上がって、5nTと平均的な強さに戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、昨日より-3〜-4nTと弱い南向きが続き、 磁気圏では、AE指数で300〜500nTと小規模の活動が続いています。 しかし、太陽風の速度が下がってきているので、活動が強まることはないでしょう。 この後も、太陽風の速度はゆっくりと下がって、 400k/秒あたりに落ち着くのではないかと思います。 そして、次にやってくるのが、SDO AIA193の東側に見えている、コロナホールの影響です。 27日周期の図で前周期の変化を参考にすると、 日本時間で20日(世界時では19日)くらいに太陽風の速度が上昇を始める可能性があります。 一方、昨日も書いたように、コロナホールの分布は北半球側に広がっています。 北の端は今日のうちに太陽の中央線を越えそうです。 すると、18〜19日には、太陽風に乱れが始まるかもしれません。 また、前周期は600km/秒前後の高い速度が3日間ほど続きました(高速状態は4日ほど)。 今回、最高速度や継続期間がどうなるかにも注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、増加は見られず、昨日とほぼ同じレベルです。 太陽は、黒点群はにぎやかにいくつも見えているのですが、 どれも目立った活動はなく、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |