宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/13 13:30 更新 太陽風は、550km/秒に下がりましたが、高速状態が続いています。磁気圏は小さな活動程度です。 担当 篠原 太陽風は、今朝まで700km/秒近くの高い速度が続きました。 その後下がり始めて、現在は550km/秒と普通の高速風に下がっています。 最高速度の領域は通りすぎたようですが、 コロナホールの影響はもうしばらく続いて、 今後も2日程度高速状態が続く可能性があります。 太陽風の速度はかなり高まりましたが、 磁気圏のオーロラ活動はそれほど活発にならず、 AE指数は300〜500nTと小規模の変動に留まっています。 これは、太陽風磁場の南北成分が0nT付近で小さく変化していた影響だと思います。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 東端にコロナホールの暗い領域が見えてきました。 STEREO BehindのEUVI195の写真を1枚目に掲載します。 太陽を横から見ているこの写真では、 コロナホールはかなり大きな姿をしています。 SDOでも、明後日くらいには同じ様な姿を見ることができるでしょう。 7月20日頃から、このコロナホールによる太陽風の乱れが発生しそうです。 太陽の南半球では、西側の1247黒点群、中央やや東の1250黒点群、 そして東端の向こう側にある活動領域などで小さなフレア活動が発生しています。 小さな変化ばかりですが、少しにぎやかになっています。 STEREO Behind EUVI195による、太陽の東側(左側)のコロナの様子。右端に大きなコロナホールが見える。 (c) NASA SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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