宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:07)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/11 --- ---
7/10 --- ---
7/ 9 --- ---

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
1245 1 α ---
1247 15 βγ ---
1249 3 β ---
1250 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 476 +0.3
-2 h 477 -3.3
-4 h 459 -0.3
-6 h 456 -2.1
-8 h 450 +1.7
-10 h 502 +0.0
-12 h 483 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
7/11 0.4 6x10^2
7/10 0.3 5x10^2
7/ 9 0.4 3x10^3
7/ 8 0.4 2x10^3
7/ 7 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/ 6 12:40 太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場の影響で弱いオーロラ活動が続いています。
2011/ 7/ 7 09:32 太陽風の速度は低速気味になっています。太陽も静かです。
2011/ 7/ 8 10:18 最近の黒点数の変化を紹介します。太陽風は低速ですが、小さいオーロラ活動は発生しています。
2011/ 7/ 9 13:03 1247黒点群がフレア活動を起こしています。弱いCMEも発生し、地球へ向かっている様です。
2011/ 7/10 08:51 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています。
最新のニュース

2011/ 7/11 12:07 更新
480km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動は小規模です。

担当 篠原

480km/秒を前後しならがら、高速の太陽風が続いています。
磁場強度はやや下がって6nTです。

磁場の南北成分は、+3〜-3nT辺りを細かく変化しています。
このため、小規模のオーロラ活動が時々発生しています。

そのひとつを昭和基地の動画で紹介します。
半月のためとても明るい月が見えていますが、
その明るさに負けずにオーロラの輝きが空を覆っています。
月が明るいために、今日の写真では周囲の施設もよく見えて興味深いです。


SDO衛星AIA193によると、太陽の中心付近に見えていた淡いコロナホールは、
どれも太陽の中心線を通り過ぎ、西半球側に出ています。
このため、高速風などの太陽風の変化は、続いても3〜4日程度でしょう。
コロナホールはどれも規模が小さいので、
その前に高速風が終わってしまうかもしれません。

その後は、一旦穏やかな太陽風になり、
次に大きなコロナホールの影響がやって来るでしょう。
その姿は、もう少し待つとAIA193の東側(左側)に見えてきます。


太陽のフレア活動は静かです。
南半球中央付近に1249黒点群、その東に1250黒点群と、
新しい黒点の出現が見られますが、今のところ特に活動は見られません。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。