宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 --- ---
7/ 7 --- ---
7/ 6 --- ---

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1243 7 βγ C1
1244 1 α ---
1245 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 359 -1.6
-2 h 363 -2.8
-4 h 362 -3.0
-6 h 359 -2.7
-8 h 355 -1.7
-10 h 355 -0.6
-12 h 355 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -21 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
7/ 8 0.4 2x10^3
7/ 7 0.4 1x10^3
7/ 6 0.3 7x10^2
7/ 5 0.3 2x10^2
7/ 4 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/ 3 13:08 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽で小規模のフレアが発生しています。
2011/ 7/ 4 11:12 穏やかな太陽風が続いています。磁場が北向きのため、磁気圏は静穏です。
2011/ 7/ 5 11:06 太陽風の磁場が南寄りになり、磁気圏の活動を強めています。太陽は静かです。
2011/ 7/ 6 12:40 太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場の影響で弱いオーロラ活動が続いています。
2011/ 7/ 7 09:32 太陽風の速度は低速気味になっています。太陽も静かです。
最新のニュース

2011/ 7/ 8 10:18 更新
最近の黒点数の変化を紹介します。太陽風は低速ですが、小さいオーロラ活動は発生しています。

担当 篠原

最近の黒点数の様子をグラフで見てみましょう(かなり久しぶりです)。
1枚目の図は、第21活動周期から現在の第24活動周期まで、35年間の黒点数の推移。
2枚目は、2008年から現在まで、立ち上がって来る期間の拡大図。
3枚目は、1860年以降の150年間の様子です。

図の青点は1日の黒点数を、青線は3カ月の平均値を示しています。
2011年6月のデータまで含んでいます。

2008〜2009年のどん底を通りすぎて、2010年以降は黒点数も増えてきましたが、
その数値はまだまだ低く、
1日の黒点数も最高値がちょうど100に達した(2011年3月8日)程度です。

今年は、春頃に高めに上がったのですが、最近はまたグラフが下がっています。
黒点数の変化に波があるのは、過去の周期でも同じですが、
今期は過去の変化と比較しても、なかなか高まっていきません。

3枚目は、過去150年間の様子ですが、
この中でも最も低い山のひとつになるかもしれないという予想も、
NASAのグループから出されています。

今期の極大を見届けるには、まだ3年くらいかかるでしょう。
のんびりと今後の推移を見守って下さい。



現在の太陽風は、速度が360km/秒に下がり、一段と低速風になりました。
磁場強度も5nTで安定しています。

磁気圏も概ね静穏ですが、
太陽風の磁場が南寄りになっているため、
小規模のオーロラ活動は度々発生しています。


今日の太陽風はこのまま穏やかでしょう。
そして、明日か明後日くらいから、コロナホールの影響がやって来るかもしれません。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中心付近の南北に、西から東にかけて小規模のコロナホールが分布しています。

どれも規模は小さいので、影響は小さいですが、
やや高速程度の太陽風が5日程度続くかもしれません。


太陽は、東に1245黒点群が現れました。
この南側の領域や、西端の1243、1244黒点群などでBクラスの小さな活動が続いています。
(最大の現象はC1.0に達しています)
東側の領域は、今後どうなるでしょうか。



太陽の第21〜24活動周期の黒点数の推移。青線は3カ月平均値。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


2008年以降の拡大図。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


過去150年間の黒点数の変化。青線は3カ月平均値。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。