宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 7/ 9 13:03 更新 1247黒点群がフレア活動を起こしています。弱いCMEも発生し、地球へ向かっている様です。 担当 篠原 太陽の南半球中央付近に1247黒点群が現れ、活動を強めています。 昨夕、8日18時半(世界時8日9時半)から、深夜9日0時(世界時8日15時)にかけて、 C3.0、C2.8、C3.1、C2.3と、 ほとんど同じ規模の短時間型の小規模フレアを 連続的に4回発生させています。 とても印象的なX線のグラフになっています。 X線カメラの動画でも、チカチカと点滅する様に輝く様子が見えます。 更に、1247黒点群は、今朝9日10時(世界時9日1時)には、 B5と小規模ですが長時間型のフレアを起こしました。 これにより、地球方向にCME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。 STEREO Aheadの動画を掲載します。 4日後の13日頃に太陽風の乱れが到来するかもしれません。 1247黒点群の活動に、引き続き注目してください。 太陽風は、今朝より磁場強度が強まり始め、 5nTから現在は10nTに上がっています。 プラズマの密度も10個/cm^3に増えていて、 コロナホールの影響が始まっているのかもしれません。 太陽風の速度は変化なく、350km/秒と低速を保っています。 磁場強度の高まりに続いて、こちらも上昇を始めるのか、 変化は磁場強度だけになるのか、この後のACEのデータにも注意が必要です。 磁気圏のオーロラ活動は、これまでは小さな活動が見られる程度でしたが、 太陽風磁場が強まって、大きく南を向く変化が発生しているため、 この影響で中規模のオーロラ活動へ強まる可能性もあります。 磁場強度が強まっている間は、強く南向きに振れる可能性があるため、注意が必要です。 現在の太陽風の変化が、コロナホールに起因するものであれば、 これから4〜5日程度太陽風に変動が続く可能性があります。 また、13日頃には、今日のCMEの影響が重なって現れるかもしれません。 GOES-15衛星のX線カメラによる、連続的に4回発生したCクラスのフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES-15衛星のX線カメラによる、1247黒点群で発生した長時間型のフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO aheadによる地球方向に噴き出すCMEの様子。 (c) NASA 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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