宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/ 5 11:06 更新 太陽風の磁場が南寄りになり、磁気圏の活動を強めています。太陽は静かです。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態で安定しています。 一方、太陽風磁場の強まりは今朝まで続き、 10nT近くを保っていましたが、現在は6nTほどに下がっています。 昨日は北向きだった南北成分が南向きに変わったため、 活発な磁気圏活動が発生しています。 AE指数では、図の後半で、 500nTから1000nTに達する中規模の変動が半日ほど記録されています。 磁場の南向きは、この後どこまで続くでしょうか。 この状態で速度が上昇すると、磁気圏の変化は一段と活発になります。 SDO AIA193に見えていた小さなコロナホールの影響が 地球へやって来るかどうかという点と合わせて、注目してください。 また、3日のニュースで紹介した太陽のフレア活動に伴って、 弱いCMEも発生している様です。 その影響が、明日の夜か明後日にやって来るかもしれません。 ただし、やって来てもあまり大きな変化にはならないと思います。 太陽は、Bクラスの小さなフレアが発生している程度です。 黒点も小さくなっていて、活動は落ち着いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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