宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/ 2 13:30 更新 太陽風磁場南向きの影響でオーロラ活動が強まりました。太陽風は平均的な速さです。 担当 篠原 昨日のニュースの後に、太陽風の磁場は-10nT程度の強い南向きになった様です。 (ACEのデータが欠けていて、正確には分かりませんが) 太陽風の速度は、340km/秒ほどと遅かったのですが、 AE指数で1000nTに達する活発なオーロラ活動が発生しました。 その頃の昭和基地の写真から、朝を迎えかけたオーロラの写真を掲載します。 地平線に朝焼けが見える中、カーテン状にオーロラの層がいくつも輝いています。 そして、昨日の午後、1日16時(世界時1日7時)頃から、 太陽風の速度は400km/秒台と平均的なレベルに上がります。 一方、磁場強度は下がって行き、5nTほどに戻りました。 磁場の方向も北寄りに変わってしまい、現在のオーロラの活動は弱まっています。 太陽風の乱れは、このあたりで一段落となりそうです。 今日いっぱいくらいで、太陽風の速度は下がり始め、 明日には低速風に戻っているかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく数を下げています。 太陽風速度が低いことから、これから上昇することはなさそうです。 太陽では、北半球東寄りの1243黒点群(昨日より発達しています)と、 北半球の中央部に発生した1244黒点群(今日の写真では見えなくなりました)で、 Bクラスの小さなフレアが度々発生しています。 この他の領域でも小さな変化が観測されています。 この後の変化に注目したいところです。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、朝を迎えた頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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