宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/28 11:15 更新 西に没した1236黒点群でフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。 担当 篠原 太陽の西に没した1236黒点群の活動が続いています。 昨日はB7.5、B6.6、そして今朝も、B7程度のフレアを起こしています。 X線データとしての規模は小さくなっていますが、 太陽の向こう側に回り込んだ後の観測値なので、 フレアの実際の規模はより大きなものでしょう。 GOES-15衛星のX線カメラによる、今朝のフレアの動画を掲載します。 右端の明るい1236黒点群から、フレアの輝きが吹き上がる様子が見えます。 地球に向いた太陽面は、目立った黒点もなく穏やかです。 太陽風の速度はゆっくりと下がり、 ちょうど400km/秒と平均的な速度に戻ったところです。 磁場強度も3〜4nTとやや弱めで落ち着いています。 磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変化が見られる程度です。 7月1日くらいまでは、このまま穏やかな太陽風が続くでしょう。 1日の遅い時間か、2日頃にコロナホールによる高速太陽風が始まりそうです。 SDO衛星AIA193によると、 コロナホールの先頭は、太陽の中心線に達しています。 放射線帯の高エネルギー電子は、高めの値になっていますが、 10,000のラインには達していません。 ゆっくりと減少が続くでしょう。 GOES-15衛星のX線カメラによるフレアの様子。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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