宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/29 12:33 更新 平均的な速度の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風は、400〜380km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度も、4〜5nTと平均的な強さで落ち着いています。 28日22時(世界時28日13時)頃にセクターの切り替わりが来た様で、 磁場の方向を示すグラフが、その前後で大きく変化しています。 太陽風が乱れているという状況ではありません。 磁気圏もとても静かで、 オーロラの活動度を示すAE指数は全く変化していません。 これは、太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)が ほとんどの時間帯で北(プラス)を向いていたことが効いているのでしょう。 明後日の7月1日までは、このまま静かな状態が続くでしょう。 その後、コロナホールによる高速太陽風が到来すると思われます。 今日のSDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中心線を少し通過した所です。 太陽では、小規模ですが半日ごとにフレアが発生して、 グラフが面白い変化になっています。 ただし、発生場所は、これまでは北西の1236黒点群でしたが、 今朝の(グラフの最後の)B9.6フレアは南西の1240黒点群で発生しています。 その他に黒点群は、太陽の中心付近に1242黒点群が、 東の端近くに1243黒点群が、どちらも微かに見えています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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