宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 6/25 13:21 更新 高速太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。 担当 篠原 高い速度の太陽風が続いています。 ACE衛星の観測によると、 太陽風の速度は、昨日から引き続き600km/秒付近を保っています。 ただし、細かく見ると、ACEのグラフの最後では 580km/秒ほどに下がりかけているようです。 一方、磁場強度も4nTから3nTへ少し弱まっています。 高速風は後半に入っているようです。 明日くらいからは、速度も低下を始め、 明後日くらいで平均的な状態に戻って行くのではないでしょうか。 高速太陽風を受けて、磁気圏のオーロラ活動も活発に続いています。 AE指数では、700〜800nTくらいの中規模の変動が数時間おきに発生しています。 これは、太陽風磁場の南北成分が、 -3〜-4nTくらいの南向きになっていた影響もあります。 今後は、太陽風の弱まりとともに、オーロラの活動も弱まって行くでしょう。 SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の東端付近に、大きなコロナホールが見えています。 やや緯度が高めですが、1週間後くらいに高速風を地球にもたらしそうです。 27日周期の図では、全周期の6月5日に小規模の高速風がやって来ています。 この回帰として、7月2日頃に期待されます。 放射線帯高エネルギー電子は、10,000の近くまで上がっています。 これ以上増えるのか、ここまでで頭打ちになるのか、 明日のデータに注目してください。 太陽の活動は静かです。 黒点群はいくつか見えていますが、特に活発な領域はないようです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |