宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/26 11:29 更新 太陽風速度は550km/秒に下がり、高速風は弱まりつつあります。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱいは600km/秒近い高い速度を保っていましたが、 今日に入った頃から一段下がり、現在は550km/秒付近で推移しています。 高速風は続いていますが、勢いは弱まりつつあります。 これから、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の西側(右側)に見える、 小さなコロナホールの影響が多少あるかもしれませんが、 基本的には、太陽風は明日、明後日と穏やかになっていくでしょう。 磁気圏のオーロラの活動もだいぶ静かになりました。 今日のAE指数は、300nTくらいの小規模の変化だけになっています。 放射線帯の高エネルギー電子は更に上昇して、10,000の警戒レベルに達しています。 これ以上大きく上がることはなさそうですが、 しばらく高めの状態が続きそうです。 太陽のフレア活動は、穏やかです。 X線のグラフは特に変化していません。 黒点も、大きな姿を見せていた1236黒点群が西の端に没して、 残るのは小さな黒点ばかりです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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