宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 6/23 09:40 更新 600km/秒に達する高速の太陽風が始まりました。オーロラはやや強まっています。 担当 篠原 今日未明より、太陽風速度の上昇が始まり、 現在、600km/秒の高速風に変わっています。 ACE衛星の観測によると、 23日3時(世界時22日18時)より、太陽風の速度は上昇を始め、 3時間後の23日6時(世界時22日21時)には、ほぼ600km/秒に達しました。 磁場強度は、昨日から目立った強まりのないまま推移し、 速度が上がり始める直前に8nT近くに高まった程度でした。 現在は、既に5nTと平均的な強度に下がっています。 磁場の南北成分は、比較的南寄りに推移しています。 しかし、磁場強度があまり強まらなかったため、特に強い南向き磁場も発生せず、 AE指数によると、オーロラ活動は頻繁に発生していますが、 AE指数で500nT前後と中小規模の変動に留まっています。 今朝からは太陽風の速度も高くなっているので、 もう少しオーロラの活動は強まるかもしれません。 コロナホールの広がりから、 高速の太陽風は4日程度続くのではないかと思います。 一般的には、オーロラ活動は高速風の初めに強く、次第に小さくなって行きます。 今回の太陽風の乱れでは、明日の24日頃に、 CME(太陽ガスの放出現象)の変動が重なりそうです。 強い磁場の乱れがやって来て、磁気嵐などの磁気圏擾乱をもたらす可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子は、低い状態です。 今回の高速風を受けて、明日以降増加を始める可能性があります。 しばらく、変化に注意してください。 太陽のフレア活動は静穏です。 X線のグラフには、変化はほとんど見られません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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