宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/21 12:19 更新 400km/秒台の穏やかな太陽風が続いています。大きめのCクラスのフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いています。 27日周期の図を見ると、太陽風の速度(緑色線)は、 18日から3日間にわたって、平坦なグラフになっています。 磁場強度も、5〜6nTと平均的なレベルです。 磁気圏では、AE指数300〜500nTと小規模のオーロラ活動が起きています。 太陽風の状態を考えると、この程度の変化は起こりそうです。 太陽風は、明日までは穏やかな状態が続くでしょう。 そして、23日以降は、コロナホールによる高速風がやって来ると思われます。 SDO衛星AIA193の写真では、 南半球の中央にかなり濃くコロナホールが見えています。 この様子では、700km/秒台に達するような、かなり速い太陽風になるかもしれません。 高速風の立ち上がりでは、活発な磁気圏活動も起こりやすくなります。 太陽では、ちょうど今、 大きめのCクラス(C6には達しているようです)のフレアが発生しています。 GOES15のX線写真を掲載します。 北半球の中央の1236黒点群で発生しています。 長時間型の様なので、CMEを併発している可能性があります。 その場合、地球の正面で発生している現象なので、 2〜3日後に影響が地球へやって来るでしょう。 コロナホールの高速風と重なって、 更に大きな太陽風の乱れをもたらすかもしれません。 GOES-15のX線カメラによるフレアの様子。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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