宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/20 11:47 更新 太陽風はやや低速になっています。コロナホールが太陽の中心に見えています。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から380km/秒とやや低速に変わりつつあります。 磁場強度は、5nT付近で安定しています。 磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変化だけです。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールはが、ちょうど太陽の中心線に達しています。 コロナホールは、太陽の磁場が太陽の外側へ向かって広がっている場所にできます。 その磁力線に沿って、高温のコロナガスが太陽の外側へ吹き出してしまうため、 写真ではコロナに穴が開いたように見えるのです。 そして、吹き出したコロナのガスは、高速の太陽風を作ります。 今、AIA193のコロナホールからは、 速度の高い太陽風が地球に向かって吹き出しています。 その風は3日ほどかけて地球にやって来ます。 従って、23日頃から太陽風に乱れがやって来ると予想されます。 オーロラなど磁気圏活動の高まりも発生する可能性があります。 太陽では、Cクラスの小規模フレアが発生していますが、 太陽の活動度が高まっているという様子ではありません。 現状程度の活動が、引き続き見られるのではないでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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