宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/16 11:54 更新 太陽風の速度は下がってきました。このまま穏やかな状態が続きそうです。 担当 篠原 太陽の東端に、1236黒点群が大きな姿を見せています。 SDO衛星の可視光写真から、黒点群の部分を切り出して掲載します。 磁場の構造も複雑の様ですが、現在の活動度はややおとなしく、 昨日のニュース以降は、Cクラスの小さめのフレアを起こしている程度です。 太陽では、南西部(右下)にも1234黒点群があります。 こちらは黒点の数も増えていて、この後、活動を強めるかもしれません。 太陽風の速度はゆっくりと下がって、 まだやや高速ですが、440km/秒付近で落ち着いています。 この後は、しばらく落ち着いた太陽風が続くのではないでしょうか。 磁気圏の活動は、穏やかな状態が続いています。 AE指数のグラフでは、小規模の変化が見られる程度で、 太陽風の速度が下がってきたこともあり、この後は更に静かになりそうです。 太陽の東側から回ってきたコロナホールは、 SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真で、少しずつ見やすくなっています。 もう2日ほどすると、広がりや、濃さなどがはっきりと分かるでしょう。 前周期までの太陽風を振り返ると、 この領域の影響で、速度の高い太陽風がやって来そうです。 SDO衛星の可視光写真による、1236黒点群を拡大した様子。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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