宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 6/15 14:10 更新 太陽風は500km/秒台の高速風になりました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽の東端(左側)で、フィラメントの噴出と、 それによるCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 CMEは噴き出したガスが多かったのか、かなり豪快な動画になっています。 SOHO衛星では、太陽の左端から明るいガスが飛びだしていますが、 STEREO Aheadからは、太陽の向こう側の左手に向かって噴き出している事になります。 地球からは斜横方向への噴き上がりなので、 地球への影響はないでしょう。 太陽の写真では、左上に大きな黒点群が顔を出しています。 ここ数日、東端の向こう側で見られていたフレアの発生地点の様です。 顔を出して早速、M1.3の中規模フレアを起こしました。 今後の活動に注目してください。 太陽風は、昨夜に560km/秒まで速度が上がり、 以降下がって、現在は500km/秒の高速風です。 昨日の予想に反して、しっかりと高速風がやって来ました。 しかし、磁気圏活動は特に強まっておらず、 AE指数800nTの中規模変動が1回起きたくらいです。 コロナホールの影響が、やっとやって来たという事なのでしょうか。 SDO AIA193では、太陽の東端に大きなコロナホールが見え始めています。 もう2〜3日すると、だいぶはっきりと見えてくるでしょう。 27日周期の図では、上段のグラフの5月28日に、 前周期のときの高速風の始まりが見えています。 SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の東端付近で発生したフィラメントの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C3カメラと、STEREO Ahead COR2カメラによる、太陽の東側へ噴出したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |