宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 6/11 10:07 更新 太陽風は400km/秒台で穏やかです。CMEの影響は小さな変化でした。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱい450km/秒とやや高速の状態が続きました。 日付をまたぐ頃に400km/秒と平均的なレベルに下がり、 現在までその状態が続いています。 7日に太陽で発生した大規模なCMEの影響は、目立った規模ではやって来なかったようです。 ACEのグラフの中央からやや左寄りの、世界時9日8時頃に、 磁場強度(白線)のグラフが5nTから10nTに強まっています。 この変化がCMEに関係するのではないかとNOAA/SWPCがコメントしています。 太陽風はこのまま穏やかな状態が2日ほど続きそうです。 その後の13、14日頃にコロナホールの影響で速度がやや高まるかもしれません。 SDO衛星AIA193の写真では、南半球側にコロナホールが縦に伸びています。 磁気圏では、CMEの影響による乱れの頃に、-5nTほどの南向き磁場がやって来ました。 この影響で、AE指数で600nTほどの中規模の擾乱が発生しています。 その他の時間帯は静穏です。 太陽も概ね静穏です。 X線グラフでは、C2.9の小規模フレアが発生していますが、 これは西に没した1226黒点群で発生したフレアです。 本当はもっと規模が大きかったのでしょう。 一昨日、9日の現象ですが、 SOHO LASCO C3で面白い姿のCMEが観測されていました。 ぽこっと、丸く穴があいた様にガスが広がっています。 太陽の右側に見える明るい星は水星です。 太陽の左上に噴き上がるCMEと、右側に水星。SOHO LASCO C3より。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |