宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:44)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/14 09:31 C1.9
6/13 --- ---
6/12 --- ---

黒点  6/14 (NOAA)
磁場 フレア
1234 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 466 +1.2
-2 h 443 +2.5
-4 h 431 +0.5
-6 h 454 +0.4
-8 h 454 +4.6
-10 h 435 +0.3
-12 h 448 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -6 -20/ 15
-2 h -7 -6/ 8
-4 h -7 1/ 6
-6 h -7 -6/ 6
-8 h -11 -10/ 6
-10 h -10 -6/ 8
-12 h -13 -17/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.3 8x10^1
6/14 4.3 4x10^2
6/13 4.8 5x10^2
6/12 3.9 4x10^2
6/11 2.5 3x10^3
6/10 4.2 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/ 9 11:32 500km/秒前後の高速太陽風が続いています。明日くらいにCMEの影響が来るでしょう。
2011/ 6/10 11:52 太陽風に小規模の乱れがやって来ました。7日のCMEの影響はこの後です。
2011/ 6/11 10:07 太陽風は400km/秒台で穏やかです。CMEの影響は小さな変化でした。
2011/ 6/12 10:58 太陽風はやや高速となっていますが、磁気圏は静かです。太陽も穏やかです。
2011/ 6/13 12:45 太陽風は平均的な状態です。コロナホールの影響がこれから始まりそうです。
最新のニュース

2011/ 6/14 11:44 更新
太陽風はやや高速の状態が安定して続いています、磁気圏の活動は穏やかです。

担当 篠原

宇宙天気は、穏やかな状態が続いています。

太陽風の速度は、450km/秒とやや高速の状態が2日間にわたって続いています。
広く考えて、コロナホールの影響域に入っていたのかもしれません。

磁場強度は6nTから、今日の午前中に10nTまで強まりましたが、
すぐに7nTほどへ下がっています。
プラズマの密度や速度に特に変化はなく、
太陽風はこのまま穏やかに推移しそうです。

磁気圏の活動も概ね静かです。


SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真では、コロナホールは特に見られません。

一方、STEREO Behindを参考にすると(今日の1枚目の写真)、
太陽の東端に大きなコロナホールが広がっている様です。
もうしばらくするとSDOのAIA193でも見えるようになるでしょう。
次の太陽風の擾乱は、このコロナホールによるものとなりそうです。
1週間から10日くらい先でしょうか。


太陽では、昨日見えなくなった1234黒点群の場所に、再び黒点が現われています。

また、X線グラフは、小さなフレア活動が続いています。
再び発生した1234黒点群の周辺や、
東端のこれから上がってくる活動領域で発生しているようです。



STEREO Behind EUVI195による、太陽の東側(左側)のコロナの様子。中央に大きなコロナホールが見える。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。