宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 6/14 11:44 更新 太陽風はやや高速の状態が安定して続いています、磁気圏の活動は穏やかです。 担当 篠原 宇宙天気は、穏やかな状態が続いています。 太陽風の速度は、450km/秒とやや高速の状態が2日間にわたって続いています。 広く考えて、コロナホールの影響域に入っていたのかもしれません。 磁場強度は6nTから、今日の午前中に10nTまで強まりましたが、 すぐに7nTほどへ下がっています。 プラズマの密度や速度に特に変化はなく、 太陽風はこのまま穏やかに推移しそうです。 磁気圏の活動も概ね静かです。 SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真では、コロナホールは特に見られません。 一方、STEREO Behindを参考にすると(今日の1枚目の写真)、 太陽の東端に大きなコロナホールが広がっている様です。 もうしばらくするとSDOのAIA193でも見えるようになるでしょう。 次の太陽風の擾乱は、このコロナホールによるものとなりそうです。 1週間から10日くらい先でしょうか。 太陽では、昨日見えなくなった1234黒点群の場所に、再び黒点が現われています。 また、X線グラフは、小さなフレア活動が続いています。 再び発生した1234黒点群の周辺や、 東端のこれから上がってくる活動領域で発生しているようです。 STEREO Behind EUVI195による、太陽の東側(左側)のコロナの様子。中央に大きなコロナホールが見える。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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