宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 6/10 11:52 更新 太陽風に小規模の乱れがやって来ました。7日のCMEの影響はこの後です。 担当 篠原 今日の早朝、太陽風に小規模の変化がやって来ました。 磁場強度が10nT(一時的に15nTまで)に強まり、 続いて、350km/秒に下がっていた速度が500km/秒近くに上がったのです。 変化は短時間で終わり、既に磁場強度は5nTに、 速度も450km/秒と昨日の速度くらいに戻っています。 乱れ始めた時は、7日のCMEの影響がやって来たのかと思ったのですが、 2日半と早い到達の割に速度があまり上がらないことや、 変化の様子から見て、コロナホールの影響の様に思われます。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 昨日から今朝にかけて、太陽風の磁場はずっと南向きになっていました。 このため、小規模ですがAE指数はずっと300〜500nTの変化を記録しています。 今朝の太陽風の乱れ以降、磁場は北寄りに切り替わっていて、 磁気圏の変動は今後は小さくなるでしょう。 太陽では、南半球の東端から1234黒点群が現れました。 C1と小さいですが小規模フレアを起こしています。 この他に、西に没した1226黒点群が、C1.8、C4.1の小規模フレアを起こしています。 昨日紹介していなかったのですが、太陽放射線は既に弱まっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |