宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 6/ 9 11:32 更新 500km/秒前後の高速太陽風が続いています。明日くらいにCMEの影響が来るでしょう。 担当 篠原 気分的には、一昨日の激しいCME(太陽ガスの放出現象)の余韻がまだ残っています。 STEREO AheadのCOR2によるCMEの動画を昨日掲載しましたが、 その更に外側の様子を、同じSTEREO AheadのHi1カメラで紹介します。 今日の1枚目の青い動画です。 写真の右側に太陽があり、そこから飛びだしてきたガスが、 地球のある左方向に向かって流れています。 Hi1の写真の時間間隔は、ずいぶん開いているので、 いつものCOR2やLASCOと比べると、 動画で見えているガスの移動速度は、実際にはもっとゆっくりです。 ガスの最も濃い部分は、地球の方向からは外れています。 地球へは、CMEの周辺の薄い部分がやって来るでしょう。 どの程度の乱れがやって来るのか、明日、明後日の太陽風データに注目してください。 また、京都大学の柴田先生にお願いして、 今回のイベントについてコメントをいただきました。 昨日のニュースに掲載していますので、ぜひご覧ください。 昨日以降の太陽は、目立ったフレア活動もなく、とても静かです。 黒点は更に減って、 1232黒点群(中央やや右)と1227黒点群(右下端)が小さく見えているだけです。 太陽風は、昨夜に再び速度が上がって、550km/秒を超えるほどになりました。 現在は480km/秒くらいに下がっていますが、弱い高速風が続いています。 磁場強度は5nTと平均的な強さです。 オーロラ活動は、AE指数で500nT前後と、ある程度活発な状態が続いています。 太陽風の速度が高まっていることと共に、 磁場の南北成分が南寄りになっているためです。 今回の高速風がどこまで続くか、予想はなかなか難しいのですが、 一方、明日くらいにCMEの影響がやって来ると考えられます。 速度はそれほど高まらないと思いますが、 磁場強度が高まって、強い南向きになると、磁気嵐や活発なオーロラ活動が発生します。 ACEのデータの速度(黄色線)とともに、磁場の南北成分(赤線)に注目してください。 STEREO AheadのHi1による、地球方向へ広がって行くCMEのガス。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO AheadのCOR2によるCME。この動画の左側に前のHi1の動画が繋がります。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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