宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 5/28 16:59 更新 太陽風が500km/秒の高速風になりました。太陽でCクラスのフレアが頻発しています。 担当 篠原 高速の太陽風がやって来ました。 昨日のニュースの後から、太陽風の速度と磁場強度が共にゆっくりと上昇し、 半日ほどかけて、速度は470km/秒、磁場強度は10nT近くまで高まりました。 高速風は、更に強まる気配を見せていて、 28日16時(世界時28日7時)には、 磁場強度は12nT、速度は500km/秒へと上がっています。 磁場強度が強まり、プラズマ密度も高まっていることから、 この後に、更に速度の上昇が続く可能性があります。 前周期並みに、700km/秒規模にまで達するのでしょうか 今後のACEのデータに注目してください。 太陽風の強まりとともに、磁場の南北成分は南を向くようになりました。 -5nTから、現在は-10nTに達する強い南向きとなっています。 この影響で、磁気圏の活動は活発になっています。 AE指数は、800nTから、最大1100nTに及ぶ中規模の変動を示しています。 現在、南向き磁場が更に強まっていることから、 一層激しい擾乱が起きる可能性もあります。 また、Dst指数も、最大で-40nTの変化を記録していて、 弱い磁気嵐になっています。 -10nTの強い南向きの影響が現れるのはこれからで、 より規模の大きな磁気嵐になりそうです。 SDO衛星のAIA193では、コロナホールは太陽の西側に移動し、 地球へ強い影響が及んでいます。 コロナホールの規模を考えると、高速の太陽風はあまり長い時間続かないと思われますが、 今後どうなるでしょうか。 ここしばらくおとなしかった太陽のX線グラフは、 急に活発になっています。 昨夜から現在にかけて、 C2.1、C5.6、C1.1、C1.4、C1.2、C1.4、C1.6、C8.3と、 Cクラスの小規模フレアが次々と発生しています。 最大のものは、後一歩でMクラスでした。 これらは、太陽の南東(左下)から上がってきた、1226黒点群が起こしたものです。 可視光写真では、大きな黒点が顔を出しています。 今後の活動に注目してください。 今日は学校行事の関係で、更新が夕方になってしまいました。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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