宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 5/24 12:08 更新 太陽風は低速風に変わりつつあります。太陽の中心にコロナホールが近づいています。 担当 篠原 21日に始まった太陽風速度の弱い高まり(27日周期の図を参照)は、 終わりつつある様です。 現在の太陽風は400km/秒台を割り、380km/秒に下がってきました。 磁気圏も概ね静穏ですが、AE指数の最後に中規模の変化が起きています。 これは、太陽風磁場の南向きが強まっているためではないでしょうか (ACEの最新データが欠けています)。 磁場強度もやや強まっているようですが、これが続くようだと、 磁気圏の活動もやや活発になるかもしれません。 太陽風は、しばらく低速の風が続き、 3〜4日ほど経つと、コロナホールの影響が及び始めそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の中心やや東(左)にコロナホールが見えています。 コロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に達するのは、もう少し後ですから、 高速風が始まるのは4日後くらいになるかもしれません。 27日周期の図によると、前周期は4月30日から高速風が始まっています。 最高速度は700km/秒にも達する強い風となりましたが、今回はどうなるでしょうか。 前周期の高速風では、オーロラの活動も活発になりました。 昭和基地のオーロラカメラの映像にも注目してください。 太陽は、黒点に変化はなく、穏やかな状態が続いています。 X線のグラフも静かなままです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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