宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 5/21 11:58 更新 太陽風は低速で、磁気圏は静穏。太陽も穏やかです。 担当 篠原 穏やかな宇宙天気です。 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は350km/秒に下がり、 一段と低速の風になっています(400km/秒付近が平均的な速度です)。 磁場強度(同じ図の白線)も、 4nT付近で安定しています(こちらは、5nT付近が平均的な強さです)。 また、磁場の南北成分(赤線)は、概ね北向き(プラス側)になっていて、 速度が下がっていることと重なり、磁気圏はとても静かです。 オーロラの活動度を表しているAE指数のグラフは、全く変化していません。 (太陽風の磁場が北向きになると、太陽風から磁気圏へエネルギーが流れにくくなり、 オーロラの活動は小さくなるのです) SDO衛星のAIA193を見ると、 太陽の中心付近に、コロナホールの様な暗い領域が淡く複雑な筋状に見えています。 この様子では、太陽風への影響が予想しにくいですが、 2〜3日後の23〜24日あたりから、太陽風がある程度強まるかもしれません。 太陽の活動も穏やかです。 X線のグラフは、静かになっていて、 Bクラスの小さなフレアすら、ほとんど発生していません。 黒点も、迫力の無い小さな点が、ぽつぽつと見えている程度です。 一方、太陽の向こう側でCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO LASCO C2とSTEREO Behind COR2による動画を掲載します。 SOHOの写真では、CMEのガスは太陽を包むように広がっていて、 どちらに飛び出しているか分かりませんが、 STEREO Behindを見ると、地球の反対側に当たる左側へ 大きなガスのかたまりが飛び出しているのが分かります。 明日の更新は、夕方になりそうです。申し訳ありません。 SOHO衛星LASCO C2と、STEREO Behind COR2によるCME。太陽の向こう側に噴き出しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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