宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 5/16 12:00 更新 540km/秒の高速太陽風がやって来ました。C5の小規模フレアも発生しています。 担当 篠原 昨日の夕方から、太陽風は速度が500km/秒を越えて高速風になっています。 そのまま540km/秒で半日ほど安定して、 先ほどから500km/秒近くに下がりそうな気配を見せています。 10nTに強まっていた磁場強度も、速度が高まるとともに低下を始め、 現在は6nTと平均的なレベルです。 ただし、弱まるまでは下がっていないので、このまま速度が下がって行くのか、 まだしばらく高い速度を保つのか、予想しにくいところです。 磁気圏のオーロラ活動は、 AE指数で500nTほどの比較的小さな活動で留まっています。 速度があまり上がらなかったことと、磁場が南向きにそれほど強まらなかったためです。 今回の高速風は、あまり長く続かないと思いますが、 次のコロナホールの影響も近づいていて(昨日の記事の様に、18日頃からか?)、 しばらく太陽風の変化が続きそうです。 太陽では、16日8時半(世界時15日23時半)に、 C4.8の小規模フレアが発生しました。 NOAAの報告では西の端近くの1210黒点群の発生とありますが、 SDOやGOESの画像によると、その左隣の1208黒点群の様にも見えます。 まだ発生直後なので、CMEの様子などは分かりませんが、 端で発生しているので、地球への影響はないでしょう。 この他は、南半球の中心付近にある1214黒点群が 小さいですが活動的な様子を見せています。 黒点も増えていて、更に発達するかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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