宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:00)
今日、C4.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 08:26 C4.9
5/15 22:57 C1.3
5/14 --- ---

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
1208 7 β C1
1210 1 α C5
1214 16 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 517 +1.9
-2 h 535 +2.1
-4 h 537 -0.8
-6 h 533 +0.3
-8 h 529 +0.9
-10 h 515 +1.6
-12 h 516 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -10 -13/ 10
-2 h -14 -2/ 14
-4 h -13 8/ 3
-6 h -11 8/ 5
-8 h -14 9/ 9
-10 h -18 11/ 4
-12 h -13 10/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
5/16 0.5 1x10^3
5/15 0.4 3x10^2
5/14 0.4 4x10^2
5/13 0.4 2x10^2
5/12 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/11 14:28 太陽風の速度は400km/秒に上がった程度で、高速風は来ませんでした。
2011/ 5/12 10:59 穏やかな太陽風が続いています。小さな彗星とCMEのきれいな写真が撮れています。
2011/ 5/13 09:28 太陽風は330km/秒と遅くなり、磁気圏も穏やかです。
2011/ 5/14 09:03 低速の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいから高速風がやって来るかもしれません。
2011/ 5/15 10:36 太陽風の磁場強度が強まり、速度もやや上昇しています。しかし、小規模の変化に終わりそうです。
最新のニュース

2011/ 5/16 12:00 更新
540km/秒の高速太陽風がやって来ました。C5の小規模フレアも発生しています。

担当 篠原

昨日の夕方から、太陽風は速度が500km/秒を越えて高速風になっています。
そのまま540km/秒で半日ほど安定して、
先ほどから500km/秒近くに下がりそうな気配を見せています。

10nTに強まっていた磁場強度も、速度が高まるとともに低下を始め、
現在は6nTと平均的なレベルです。
ただし、弱まるまでは下がっていないので、このまま速度が下がって行くのか、
まだしばらく高い速度を保つのか、予想しにくいところです。

磁気圏のオーロラ活動は、
AE指数で500nTほどの比較的小さな活動で留まっています。
速度があまり上がらなかったことと、磁場が南向きにそれほど強まらなかったためです。


今回の高速風は、あまり長く続かないと思いますが、
次のコロナホールの影響も近づいていて(昨日の記事の様に、18日頃からか?)、
しばらく太陽風の変化が続きそうです。


太陽では、16日8時半(世界時15日23時半)に、
C4.8の小規模フレアが発生しました。
NOAAの報告では西の端近くの1210黒点群の発生とありますが、
SDOやGOESの画像によると、その左隣の1208黒点群の様にも見えます。

まだ発生直後なので、CMEの様子などは分かりませんが、
端で発生しているので、地球への影響はないでしょう。

この他は、南半球の中心付近にある1214黒点群が
小さいですが活動的な様子を見せています。
黒点も増えていて、更に発達するかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。