宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 5/13 09:28 更新 太陽風は330km/秒と遅くなり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨夜、12日21時(世界時12日12時)に、 C2.0の小規模フレアが太陽の東端付近で発生しました。 可視光の写真には白斑しか見られず、黒点はできていない場所の様です。 規模は小さな現象ですが、 SDO衛星の画像では、見事な爆発の様子を見ることができます。 白斑しか見えない可視光の写真(元の写真の関係で、太陽の位置はずれています)とともに、 AIA193(茶色)、AIA304(赤色)の様子をご覧ください。 NOAA/SWPCの報告によると、フィラメントの消失と一緒に起きたそうで、 AIA304が迫力のある写真になっているのは、そのためでしょう。 太陽の活動としては、この現象くらいしかなく、 全体としては穏やかです。 黒点も小さなものしかありません。 太陽風は、速度が360km/秒から330km/秒へと更に低下し、 だいぶ遅い風になっています。 磁場強度は4nTくらいに戻ってきましたが、こちらも穏やかです。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 今日、明日と静かに経過して、明後日かその翌日あたりから、 コロナホールの影響で太陽風に変化が見られるかもしれません。 ただし、コロナホールの規模は小さいので、影響は限定的でしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、南半球の中緯度付近に、 次のコロナホールも見えています。 太陽の北東で発生したC2.0の小規模フレア。ADO衛星の可視光(白黒)、AIA193(茶色)、AIA304(赤色)の動画。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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