宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 --- ---
5/14 --- ---
5/13 --- ---

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
1208 3 β ---
1210 1 α ---
1213 1 α ---
1214 7 β ---
1215 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 365 +4.2
-2 h 334 +4.5
-4 h 331 +7.4
-6 h 311 +1.9
-8 h 311 +3.9
-10 h 311 +2.9
-12 h 303 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 20/ 8
-2 h -11 24/ 7
-4 h -10 20/ 7
-6 h -11 16/ 3
-8 h -13 17/ 6
-10 h -14 18/ 4
-12 h -14 15/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
5/15 0.3 3x10^2
5/14 0.4 4x10^2
5/13 0.4 2x10^2
5/12 0.6 2x10^2
5/11 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/10 11:22 太陽風は320km/秒と低速のまま安定しています。C5の小規模フレアが発生しました。
2011/ 5/11 14:28 太陽風の速度は400km/秒に上がった程度で、高速風は来ませんでした。
2011/ 5/12 10:59 穏やかな太陽風が続いています。小さな彗星とCMEのきれいな写真が撮れています。
2011/ 5/13 09:28 太陽風は330km/秒と遅くなり、磁気圏も穏やかです。
2011/ 5/14 09:03 低速の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいから高速風がやって来るかもしれません。
最新のニュース

2011/ 5/15 10:36 更新
太陽風の磁場強度が強まり、速度もやや上昇しています。しかし、小規模の変化に終わりそうです。

担当 篠原

昨夜遅くから太陽風の磁場強度が上昇して、現在、10nTほどに強まっています。
それに続いて、速度も高まり始めたのですが、
今のところ320km/秒から370km/秒に上昇した程度で、やや低速の風です。

この後も、速度は上昇を続けると思われますが、
元のコロナホールの規模が小さかったことからも、
あまり速い風にはならない様に思います。


磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。
このため、磁気圏への影響は小さく、AE指数は全く変化していません。

ただし、磁場強度が強まっている間は、
磁場の方向が南寄りに切り替われば、磁気圏の活動もすぐに強まります。
今後の速度上昇とともに、ACEのデータに注目したいところです。


SDO AIA193では、南半球側で南北にまっすぐ伸びたコロナホールが、
太陽の中心線に達しています。
こちらも、3〜4日後くらいに地球に影響を及ぼすかもしれません。

ここで、SOHO EIT195の写真で、27日前のコロナホールと比較してみましょう。
すると、東西(横方向)の幅が細くなり、コロナホールとしても淡くなっています。
このため、太陽風への影響はより小さくなっていると思われます。
また、左側にややずれていることから、影響も1日程度遅れてやって来そうです。

27日周期の図を見ると、前周期は4月20日に太陽風速の変動がやって来ました。
速度は550km/秒くらいまで上昇しています。
しかし、今回は、5月18日くらいに一段低い速度上昇となるのかもしれません。

実際にどんな太陽風がやって来るか、SOHOの写真を思い出しながら見ていて下さい。


GOES衛星のX線のグラフには変化がなく、太陽は穏やかな状態が続いています。
黒点は見えていますが、小さなものばかりです。



SOHO衛星 EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/14 13:13 UT

4/17 13:13 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。