宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:28)
昨日、C5.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/11 --- ---
5/10 05:30 C5.4
02:22 C1.5
5/ 9 14:11 C1.4

黒点  5/11 (NOAA)
磁場 フレア
1203 1 α ---
1204 2 α ---
1207 3 β ---
1208 8 β ---
1210 16 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 368 -2.5
-2 h 377 -0.2
-4 h 388 -1.4
-6 h 392 -1.9
-8 h 389 -2.0
-10 h 378 -3.8
-12 h 383 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:59 -16 -9/ 12
-2 h -17 6/ 9
-4 h -18 5/ 8
-6 h -18 6/ 7
-8 h -16 -2/ 7
-10 h -12 3/ 16
-12 h -15 -1/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
5/11 0.6 1x10^3
5/10 0.5 6x10^3
5/ 9 0.4 5x10^3
5/ 8 0.4 1x10^4
5/ 7 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/ 6 09:46 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽も静穏です。
2011/ 5/ 7 08:21 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2011/ 5/ 8 13:12 太陽風は300km/秒と低速です。明日くらいから高速風が始まりそうです。
2011/ 5/ 9 11:03 太陽風の速度は300km/秒を割り、かなり遅い風です。太陽も静穏です。
2011/ 5/10 11:22 太陽風は320km/秒と低速のまま安定しています。C5の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/ 5/11 14:28 更新
太陽風の速度は400km/秒に上がった程度で、高速風は来ませんでした。

担当 篠原

太陽風の高速風領域は、消えてしまったようです。
太陽風の速度は、昨夜から400km/秒近くまで上がりましたが、
変化はそこまでで、現在は360km/秒ほどに下がっています。

それでも、磁場強度は5〜10nT程度、プラズマ密度も10個/cm^3程度に、
それぞれ小幅ですが増加していて、高速風領域の痕跡は残っています。

ACEの24時間データでは変化が分かりにくいので、
27日周期の図の速度とIMFのグラフも見て下さい。
5月10日の小さな変化です。


磁気圏のオーロラ活動は、小規模ですが、
AE指数で500nT程度の変動が発生しています。
高速風にはなりませんでしたが、磁場強度がやや上がって、
南北成分が南寄りになっていた影響でしょう。


この後、太陽風の速度は再び下がって、低速風に戻ると思われます。
しばらく静かな風が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、小規模ですが磁気圏活動の影響を受けて、
大きく数を減らしています。


太陽では、お昼にB8の小さなフレアが発生しただけで、
活動は穏やかです。
黒点も、ずいぶん細ったものが見えるだけです。


SOHO衛星のLASCOカメラで、小さな彗星が太陽に突入する様子が撮影されています。
昨日のCMEの頃から見え始めて、今朝、太陽に消えて行った様です。



CMEと小さな彗星の競演。SOHO衛星 LASCO C2、C3カメラ
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。