宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:22)
今日、C5.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/10 05:30 C5.4
02:22 C1.5
5/ 9 14:11 C1.4
5/ 8 --- ---

黒点  5/10 (NOAA)
磁場 フレア
1203 1 α ---
1204 3 β ---
1208 9 β ---
1209 5 β ---
1210 13 β C2
1211 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 317 -0.1
-2 h 322 +3.3
-4 h 322 +3.7
-6 h 325 +3.3
-8 h 326 -0.5
-10 h 327 +1.0
-12 h 322 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -11 13/ 11
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
5/10 0.3 6x10^3
5/ 9 0.4 5x10^3
5/ 8 0.4 1x10^4
5/ 7 0.4 1x10^4
5/ 6 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/ 5 08:17 太陽風は平均的な速度に戻りました。次のコロナホールが南極側に見えています。
2011/ 5/ 6 09:46 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽も静穏です。
2011/ 5/ 7 08:21 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2011/ 5/ 8 13:12 太陽風は300km/秒と低速です。明日くらいから高速風が始まりそうです。
2011/ 5/ 9 11:03 太陽風の速度は300km/秒を割り、かなり遅い風です。太陽も静穏です。
最新のニュース

2011/ 5/10 11:22 更新
太陽風は320km/秒と低速のまま安定しています。C5の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は上がらず、320km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度も4nT付近で落ち着いていて、変動がやって来る気配はありません。

27日周期の図のセクターのグラフに注目してください。
前周期の4月11日に、太陽風はセクターの切り替わりを迎え、
太陽風磁場の大まかな方向は、
「地球から太陽向き(T)」から「太陽から地球向き(A)」に切り替わりました。
そして、それに続いて4月12日から高速太陽風が始まっています。
また、磁場強度の強まりも同じように始まっています。

今回は、昨日、5月9日にセクターの切り替わりを迎えました。
以降、前周期の様な太陽風速度の変化を待っていたのですが、
1日が経過した現在も、速度や磁場に変化の兆しは見られません。

高速風領域はなくなってしまったのかもしれません。
もうしばらくACEのデータに注目したいところです。


太陽風が遅いため、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。
AE指数は全く変化していません。


そして、放射線帯の高エネルギー電子は、
10,000から一段下がって、数千のレベルで落ち着いています。
太陽風の乱れがこのままやって来なければ、
高エネルギー電子は静かに減少して行くでしょう。


太陽では、今朝、10日6時(世界時9日21時)に、C5.4の小規模フレアが発生しました。
発生地点は、太陽の北半球の東端です。
ぎりぎりこちら側に顔を出したくらいの場所なので、
本当のフレアの規模はもう少し大きかったのかもしれません。

SDO衛星のAIA193カメラによる拡大画像の動画を掲載します。
フレアの爆発の後、コロナの美しいループが発生しています。

フレアに続いて、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星による動画をご覧ください。
地球への影響はありません。

新しく上がってくるこの活動領域が、どの様な様子なのか、
注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる、太陽東側で発生したフレアとポスト・フレアループ。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、太陽の東側へ噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。