宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 5/ 9 11:03 更新 太陽風の速度は300km/秒を割り、かなり遅い風です。太陽も静穏です。 担当 篠原 太陽風は、速度300km/秒をやや割るくらいの遅い風が続いています。 磁場強度も4nT付近で安定していて、まだ高速太陽風の気配は見られません。 今日あたりから、コロナホールの影響による高速風がやって来ると思われるので、 ACEの変化に注目してください。 速度がかなり低いこともあり、現在の磁気圏活動は静かです。 オーロラの活動度を測定するAE指数は、ほとんど変化していません。 放射線帯の高エネルギー電子は、一段階下がっていて、 もう、10,000のラインには届いていません。 次の高速風がやって来るまでは、このまま低い状態が続きます。 太陽のフレア活動も穏やかです。 GOES衛星のX線のグラフに変動は見られません。 黒点としては、北半球の東端の近くに1208黒点群、 同じく、北半球の中央やや左に1209群と、 新しい黒点群が発生しています。 どちらも成長してきた黒点群ですが、 目立ったフレアの活動は起こしていません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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