宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 5/ 7 08:21 更新 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3カメラによると、 太陽の東側からCME(太陽ガスの噴出現象)が噴き出しています。 STEREO衛星を調べると、地球とは反対側で発生したフレアに関係した現象です。 地球への影響はありません。 太陽は、Bクラスの現象ですらほとんど発生せず、とても穏やかです。 黒点群は、1203、1204、1205と3つ見えていますが、 目立った活動はしていません。 太陽は、このまま穏やかな状態が続きそうです。 太陽風は、400km/秒を割り、300km/秒台後半で推移しています。 磁場強度も4nTで安定し、穏やかな太陽風です。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 このまま明日くらいまで、速度の低い太陽風が続くでしょう。 そして、明後日、9日くらいから、コロナホールによる高速の太陽風が始まる可能性があります。 SDO衛星AIA193の南半球に見えているコロナホールです。 ただし、コロナホールは、中緯度から極にかけて高めの緯度に広がっています。 このため、地球へどの程度の影響がやって来るのか、 来てみないと分からないところもあります。 前周期は、3日程度の高速風がやって来ました。 今回も同程度の高速風が来るのかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000のレベルを保っています。 引き続き、衛星の運用などでは注意が必要でしょう。 太陽の東半球の裏側で発生したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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