宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 5/ 4 08:41 更新 太陽風速度は550km/秒に下がり、高速風は終わりが近付いています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 高速の太陽風領域は、終わりが近付いています。 昨日は600km/秒台前半だった太陽風の速度は、現在は550km/秒へ下がっています。 依然、高速状態ですが、この後も速度は次第に下がっていくでしょう。 明日か明後日には、平均的な速度(400km/秒前後)に戻るのではないでしょうか。 磁場強度も、4〜3nTへと更に弱まっています。 このことも、高速風領域の終わりが近いことを示しています。 太陽風磁場の南北成分は、この1日間もやや南寄りに変動しています。 このため、オーロラの活動は現在まで連続的に発生しているのですが、 速度が下がり、磁場強度も弱まっているため、AE指数の振れ幅は小さくなっています。 今日の図では、前半は500nTをやや超えて中規模の変化をしていますが、 後半は300nTと小規模の変化へ弱まっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000の警戒レベルを超えています。 今後、太陽風が落ち着くと、放射線帯の減少はゆっくりになります。 しばらく、警戒状態が続く可能性があります。 太陽のフレア活動は、1204黒点群でC1の小規模フレアが発生した程度で、 穏やかになっています。 昨日の記事で書いていた、太陽の中心付近の黒点群は、 1206黒点群と番号が付けられたそうですが、 今日の写真ではほとんど見えなくなっています。 1203、1204、1205群の変動も勢いはなく、太陽の活動は静かに推移しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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